ご挨拶
桜花台こどもクリニックのホームページへようこそ
病院の勤務医時代、些細なことで大変悩まれる子育てママ、わが身はさておいて入院した我が子に一生懸命頑張って付き添われるお母さん方、深夜の夜間救急に大山鳴動で駆け込んでくる新米ママとパパなどいろんな親御さんとお会いしてきました。子育て中のお母さん方は皆さん大変な思いで子育てに携わって見えますが、核家族化、夫婦共働き、車や家電などの進化にともなった生活環境の変化など時代の変遷とともに、子育てが祖父母や親戚、近隣の方々の見守りや助言のある中での子育てから、母親に相対的に大変負担のかかる孤育てに変化してきました。勤務医当時から、孤独で負担の多い育児をされている新米ママさんたちに何とか小児科医の立場からお手伝いできないかと考え、子どもの成長と発達についてや発熱や嘔吐下痢などに対して家庭でできる病気の手当の仕方、いざという時の救急処置法、育児や予防接種、離乳食の話などなどいろいろな子育てに関する情報を診療時間の枠を超えて伝達できないかと考えました。そして子育てママ同士が交流できる場所を作り、お互いの情報交換や子育て談議で癒される場所を併設しようと計画いたしました。
そのような考えから、子育て支援を目指した小児科開業医として平成10年5月にここ桜花台で医院を開業し、医院の待合室でお昼の診療の合間の休憩時間にさくらんぼクラブという子育てママの交流会を開始しました。大変好評で参加者も徐々に多くなり、その後少し手狭になったので医院の近隣に間借りをして子育て支援センターを平成13年に開所しました。そして数年後その場所がちょっと手狭になったことと、すぐ近くに広い空間がある大きな空き物件(現在の支援センターです)が出ましたので、そこで子育て支援センターさくらんぼを常設いたしました。
子どもたちは急速に成長発達しながら、そしていろんな病気を経験しながらそれぞれの病気の免疫を徐々に獲得して強い体になってなってゆきます。病気をして免疫を得るためには熱が出たり防御反応として咳や鼻が出たり嘔吐下痢をします。予防接種は病気に対しての免疫を得るには簡便で効果的ですが一部の病気に限られています。丈夫で健康な大人になる為には感染症に対して免疫を得るために病気を繰り返す必要があります。しかし子どもが病気になりますと、核家族の場合はご両親のどちらかが仕事を休まなくてはなりません。園や学校にも行けません。病児保育は共働きの御両親にとってはなくてはならない子育て応援インフラと考えておりました。
そのような考えに当院スタッフも賛同してくれて、ようやく平成29年6月に支援センターさくらんぼの2階に病児保育室チェリーケアを開設いたしました。現在まで大変多くのご利用がありました。病児保育があり、そしていつでも利用ができるというのは子育て中のご両親にとって大変大きな安心感があるのでは思います。事実、病児保育室が近くにできてよかった、あってよかったという声も多く聞かれます。 ぜひふるってご利用してください。ただ病児保育室は広域的に利用ができなくて、今のところ原則四日市にお住まいの方、四日市に通園通学している方のみのご利用です。早く広域化して菰野町の方、鈴鹿市のかたも利用できることを望んでいます。
プロフィール
- [名前]
- 水谷 健一
- 四日市生まれの四日市育ちです。
- [趣味]
- 音楽鑑賞、読書、健康維持のためのゴルフ(の練習)、車とバイク
- [略歴]
- 昭和58年三重大学卒業 同年小児科医を目指して三重大学小児科入局
- その後、桑名市民名病院(現 桑名医療センター)三重病院、三重大学附属病院、国立津病院(現 三重中央医療センター)、ザンビア国UTH(ザンビア国唯一の国立大学の附属病院、JICAの専門家として)羽津病院(現 四日市羽津医療センター)を経て平成10年5月6日にこどもの日の翌日に、ここ桜花台で小児科医院を開設しました。
- 日本小児科学会専門医
- 医学博士(三重大学にて) ウイルス感染免疫の研究です
- 四日市医師会 理事2期(4年) 副会長5期(11年)を経て、現在監事をしています
- 三重県小児科医会 理事
- 四日市医師会 理事2期(4年) 副会長5期(11年)を経て、現在監事をしています
- 所属学会など
- 日本小児科学会 日本外来小児科学会 日本小児感染症学会
- 日本小児科医会 日本保育保健協議会 日本病児保育協議会
- 日本小児科学会 日本外来小児科学会 日本小児感染症学会